イスラエル軍の人質射殺、ハレビ参謀総長が責任認める
(CNN) イスラエル国防軍(IDF)の兵士がパレスチナ自治区ガザ地区で、イスラム組織ハマスの人質になっていたイスラエル人3人を誤って射殺した問題について、IDFのハレビ参謀総長は自身が責任を負うとの姿勢を示した。
ハレビ氏はビデオ声明を通し、この「つらく苦しい出来事」には「IDFの指揮官として、私が責任を負う」と表明。再発防止に全力を尽くす構えを示した。
また、人質救出ガザで戦う兵士と司令官の最大の願いだが、今回は達成できかったと述べ、遺族らに弔意を表した。
ハレビ氏によると、IDFは初期調査を完了し、結果を遺族らにも伝えた。
同氏は「ほんの一瞬の判断が生死を分けることもある」と指摘し、3人が爆発物を持っていると疑われないよう裸で動き回り、白い布を掲げるなど必死で働き掛けたものの、その場の緊張がすべてを凌駕(りょうが)してしまったとの認識を示した。
人質が脱出したり、取り残されたりした例はほかにもあるかもしれないと述べ、「かれらを無事に救出するのがわれわれの義務であり、責任だ」と強調した。