プーチン氏、「ガザでのようなことウクライナではなし」と主張
(CNN) ロシアのプーチン大統領は16日までに、ウクライナ侵略とパレスチナ自治区ガザ地区での軍事衝突を対比し、民間人への人道的な被害はガザではるかに多いとし、ウクライナとは異なるとの見解を示した。
年末恒例の内外の報道機関向けの記者会見で述べた。ウクライナ侵攻をロシアが独自に呼称する特別軍事作戦とガザの状況との違いへの認識を求めながら、「ウクライナではガザでのようなことは何も起きていない」と主張した。
ガザの問題についてロシアは、戦闘休止を求める国際社会に足並みをそろえている。
プーチン氏は会見で、エジプトと接触を続けガザ危機の打開策を模索していると説明。イスラエル指導者との折衝も加え、パレスチナ住民を救済するためロシアが関与する病院をスタジアム内で開設する可能性を話し合っているとも明かした。
ただ、安全管理の問題も含め開設案が両国の支持を得て実現するのかどうかは当面、不透明になっているとした。
大統領はまた、イスラエル政府の要請に応じガザへの備品や医薬品の供与を増やす方向にあるとも指摘した。