ハマス活動資金を調達の「中心人物」殺害、空爆でイスラエル軍
(CNN) イスラエル軍は21日までに、交戦するイスラム組織「ハマス」の軍事部門に流れる資金の捻出で中心的な役割を果たしていたともみられる人物がガザ南部ラファの空爆で死亡したとの声明を発表した。
死亡したのはスブヒ・フェルワナ氏で、標的を絞ったラファ中心部への空爆を実施した結果としている。声明は、金融業者として広く知られていた同氏は過去数年間、兄弟と共に両替企業を通じてハマスやその軍事部門への数千万ドル単位の送金に関与していたと主張した。
空爆に巻き込まれ同じく死亡した人物の有無は不明となっている。
ハマスの軍事部門「カッサム旅団」はこれら送金に「頼っていた」とも指摘。フェルワナ氏は、送金は戦闘員の給料や軍事力の強化に振り向けられ、軍事部門の戦闘力の維持に不可欠な役目を担っていることは承知していたとも述べた。
同氏が死亡したことでハマスの軍事部門の能力は結果的に衰退するだろうとも主張した。
ハマスはフェルワナ氏が殺害されたとの情報について即座にコメントは出していない。