ドイツ全土で農家らが抗議デモ 首都まひ状態、極右支持拡大
トラクターに「農家ファースト」「ドイツは新しい選挙が必要だ」などの文字が入ったAfDのポスターを貼ったり、AfDのベストを着けて車の前に立ったりする極右支持者もいた。
AfDの公式フェイスブックは抗議デモの写真を共有し、連帯のメッセージを投稿している。
SNSに投稿されたベルリンの集会の写真には、AfDと共に極右集団「第3の道」などのメンバーも写っていた。ドレスデンで撮影された映像では、極右政党「自由ザクセン」の旗を掲げた集団と警官隊が衝突していた。
ショルツ首相は全土で続く抗議デモに対応できていない。11日にコットブス市で行われた新鉄道整備場の落成式に出席した首相は、デモ隊の激しい反発に遭った。
首相は対話を拒み、式典の演説でも抗議デモには直接言及しなかった。そうした姿勢に対し、政府が自分たちの声に耳を傾けないと訴える農家などは一層怒りを募らせている。