攻撃激化で「パニック」、退避できず ガザ南部の病院
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区南部の最大都市ハンユニスのナセル病院で22日、イスラエル軍の攻撃が激化し、スタッフや患者、避難民がパニックに陥っている。
現地で活動する国際医療組織「国境なき医師団」(MSF)がSNSに投稿した。地面が揺れ、脱出ルートは閉ざされて、医療スタッフも患者も退避できない状態だという。
イスラエル軍はハンユニスで、イスラム組織ハマスの施設とされる標的への攻撃を強めている。この作戦は今後さらに数日間続くとみられ、MSFは「戦闘や砲撃、爆撃が激化し、病院に迫ってくる事態を懸念している」と述べた。
これに先立ち、ハマスが運営するガザ保健省は同日、ナセル病院には受け入れ可能な人数を超える重傷者が運び込まれ、集中治療室もすでに満床だと訴えた。