アイスランドの温泉「ブルーラグーン」、噴火懸念で退避命令

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アイスランドにある世界最大級の屋外温泉施設「ブルーラグーン」に、噴火の懸念が高まったとの理由で退避命令が出された/Sergio Pitamitz/VWPics/Universal Images Group/Getty Images

アイスランドにある世界最大級の屋外温泉施設「ブルーラグーン」に、噴火の懸念が高まったとの理由で退避命令が出された/Sergio Pitamitz/VWPics/Universal Images Group/Getty Images

(CNN) アイスランドの首都レイキャビク郊外にある世界最大級の屋外温泉施設「ブルーラグーン」に、噴火の懸念が高まったとの理由で退避命令が出た。アイスランド国営放送が伝えた。

専門家によると、周囲で活発な火山活動が観測され、深さ4000メートルの地下でマグマが流れ始めたことから、数時間以内に噴火が起きる恐れがあると判断された。

近くの町、グリンダビークの住民も避難の指示を受けた。地元警察によると、この町に残っていた住民は少数で、避難は順調に進んでいるという。

ブルーラグーンは公式サイトを通し、数キロ先の地区で地震活動が活発化しているため、少なくとも3日いっぱいは営業を見合わせると発表した。3日の時点で状況を再確認する。

ブルーラグーンはレイキャビクから車で1時間足らずのレイキャネス半島にある有名観光地。同半島のケプラビーク国際空港からも近い。

アイスランドは世界で最も火山活動が活発な地域として知られる。レイキャネス半島では最近、谷の割れ目から溶岩が流れ出す噴火が繰り返されている。

ブルーラグーンは昨年11月にも、24時間に1400回の地震が観測されたとして、1週間にわたり閉鎖された。

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