アイスランドで再び噴火 町に溶岩到達、建物炎上

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昨年12月に続きアイスランド南西部で火山が再び噴火した/Iceland Civil Protection Agency

昨年12月に続きアイスランド南西部で火山が再び噴火した/Iceland Civil Protection Agency

(CNN) アイスランド南西部で火山の噴火があり、溶岩が近くの町グリンダビークに流れ込んで住宅火災が発生した。噴火は昨年12月に続いて2度目だった。

グリンダビークの住民には避難命令が出されており、人命に差し迫った危険は及んでいない。

公共放送RUVが設置したウェブカメラには、溶岩がグリンダビークに流れ込んで建物が燃える様子が映っている。

警察は13日、道路に亀裂ができたことを受け、グリンダビークの住民に対して15日夜までに避難するよう呼びかけていた。避難命令は11月以来。

防災当局によると、これまでに人口の10%に当たる60世帯が避難した。先月の噴火後、自宅に戻っていない住民も多く、現時点で人命に危険はないとしている。

噴火を受けて警察は警戒レベルを引き上げ、沿岸警備隊はヘリコプターを出して状況を監視している。

気象庁は噴火の数時間前に地震を観測していた。

今回の噴火で火山灰は発生しておらず、近くにあるケプラビーク国際空港にも、空の便の運航にも影響は出ていない。

グリンダビークはアイスランドの首都レイキャビクからおよそ70キロ南西に位置する。前回は数週間にわたって地震活動が続いた後、12月に火山が噴火して溶岩が噴出し、巨大な噴煙が立ち上った。

12月の噴火でできた亀裂は約4キロ。今回の噴火による亀裂はその4分の1程度だった。防災当局によると、避難命令は今後3週間は継続される見通し。

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