イスラエル軍、シファ病院で再び軍事作戦
(CNN) イスラエル軍は18日、パレスチナ自治区ガザ地区にある地区最大規模のシファ病院で軍事作戦を実施した。同病院には数千人が避難している。
イスラエル軍は、イスラム組織ハマスの幹部が同病院を使用して、テロ活動の実行や促進をしていると主張した。イスラエルはその後、「テロリストの勢力」が軍に対して発砲していると述べた。CNNはこうした主張について、独自の確認ができていない。
イスラエル軍は、病院付近の住民や避難民に対して、さらに南の「人道地域」と呼ばれる場所への退避を指示した。目撃者によれば、こうした警告は病院がすでに包囲された後に出されたという。
ガザの保健省によれば、シファ病院には約3万人が避難しており、逃げ出そうとする人々は狙撃兵やヘリコプターからの銃撃の標的となっている。ハマスは、イスラエルが院内の患者や医療スタッフを「無視して」標的を攻撃していると非難した。病院にいた人たちからも同様の主張が出ている。
シファ病院に避難先を求めてきたパレスチナ人の男性はCNNの取材に対し、「軍用車両が病院の建物の窓や廊下を行き来する人を狙って発砲している」と語った。
目撃者によれば、病院の内部もその周辺も混乱に陥っている。病院から約1キロ離れた場所から撮影したCNNの映像によれば、がれきの中に負傷者がいたり、がれきの中から負傷者が引き出されたりするなど、より広い範囲に影響が出ている。