イスラエル軍、シファ病院で「テロリスト」180人を殺害と発表
(CNN) イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザ地区北部ガザ市にあるシファ病院周辺での軍事作戦で、180人の「テロリスト」を殺害し、500人を拘束したと発表した。
シファ病院でのイスラエル軍の作戦は18日から始まり、2週目に入った。
軍のハガリ報道官は25日、殺害されたのは「戦闘中」の武装勢力で、イスラエル軍は救急、産科病棟の庭から銃撃を受け、病棟内には今も武装勢力側が立てこもっていると主張した。
患者や医師、医療チームにけがはなかったが、武装勢力が一部の建物を爆破したと述べた。
CNNは死者や拘束者の人数を独自に確認できていない。報道陣がガザに入れず、シファ病院は包囲されているために内部との連絡がごく限られている。
イスラエル軍の幹部は23日、テロリストの最後の1人を生死にかかわらず捕らえるまで、作戦は完了しないと表明した。
一方ガザの保健省によると、院内には患者が食料や医療サービスのないまま閉じ込められ、負傷者らが厳しい状況に陥っている。イスラエル軍の攻撃により、23日には5人の患者が死亡したという。
現地の目撃者らもCNNに、患者と医療スタッフを含む民間人数百人が閉じ込められていると語った。