中国の国連大使、ガザの即時停戦求める安保理決議を歓迎
(CNN) 中国の張軍国連大使は、国連安全保障理事会でパレスチナ自治区ガザ地区での即時停戦を求める決議が採択されたことについて、「明確で正しい方向だ」と歓迎した。
張氏はこの決議案と、22日に否決された米国の決議案を比較。米国案はあいまいだったと批判した。
同氏はまた、両案の違いは即時無条件の停戦を求めるかどうか、ガザ住民への集団的懲罰が続くことを容認するかどうかに尽きると主張。
ガザで「前例のない人道的大惨事」が起きていると強調し、決議案が全面的、効果的に履行されれば、長く待ち望まれてきた希望をもたらす可能性があるとの見方を示した。
中国はさらに、ガザで民間人の被害を終わらせ、十分な人道物資を搬入して困窮者に届けることを強く求めた。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の活動を称賛し、資金拠出の再開を求めるとともに、人質解放に向けたエジプトとカタール、米国の努力を評価した。
米国が先週提出した決議案には、中国とロシアが拒否権を発動した。その前の決議案は、交渉への影響を懸念する米国の拒否権で廃案になっていた。