イスラエル首相のヘルニア手術成功、経過は良好 病院発表
(CNN) エルサレムのハダサ病院は3月31日、イスラエルのネタニヤフ首相(74)のヘルニア治療手術が成功し、術後は「素晴らしい」健康状態にあると発表した。
病院の発表によると、ネタニヤフ首相は目を覚まして家族と話をしているといい、「状況は完璧」としている。
首相府の発表によれば、首相は30日の定期健診でヘルニアと診断され、麻酔を使った手術を受けた。
ネタニヤフ首相が手術を受ける間は、レビン副首相兼法相が代行を務めている。
手術を前にエルサレムで31日に記者会見したネタニヤフ首相は、「この治療を無事に乗り切ってすぐさま復帰する」と強調していた。
ネタニヤフ首相は2013年にもヘルニアの手術を受けている。
ネタニヤフ首相の手術は、エジプトのカイロでイスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム勢力ハマスの交渉が再開される中で行われた。交渉を通じ、停戦と引き換えにハマスが拘束しているイスラエルの人質の解放を目指す。ガザ地区の死者は3万2000人を超えているが、交渉は先週、膠着(こうちゃく)状態に陥っていた。