ラファ侵攻日、「米国に通知なし」 ブリンケン国務長官

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9日、米首都ワシントンの国務省で記者会見に臨むブリンケン国務長官/Mandel Ngan/AFP/Getty Images

9日、米首都ワシントンの国務省で記者会見に臨むブリンケン国務長官/Mandel Ngan/AFP/Getty Images

(CNN) ブリンケン米国務長官は9日、イスラエルのネタニヤフ首相が前日に決定済みと表明した、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区南部ラファに侵攻する日について、米国はまだ知らされていないと明らかにした。

ブリンケン氏によると、この件について米国は来週、イスラエルと協議するという。

ネタニヤフ氏は8日、ラファ侵攻の日はすでに決まっていると表明したが、具体的には示さなかった。

キャメロン英外相と共に会見に臨んだブリンケン氏は「民間人を危害の及ばないところに移動させて保護しつつ、大規模な軍事作戦を展開するというイスラエルの能力に対する深い懸念をバイデン大統領は非常に明確に示している」と述べた。

ラファへの侵攻のタイミングについて、ブリンケン氏は来週の協議より前には行われないとの見方を示し、「差し迫っていない」と述べた。

ブリンケン氏によると、米国はラファ侵攻の「代替案」についてイスラエルと協議しているという。代替案はより効果的に問題を解決できるが、罪のない人々を危険に陥れることはない方法だと説明した。

人道支援については、8日にはトラック400台のガザ入りが認められたと明らかにした。この数は1日の台数としては昨年10月7日の開戦以来、最多だという。ブリンケン氏は「持続的に成果を出すことが大事だ。これは米国が今後注視する点だ」と指摘した。

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