イスラエル首相、ガザ以外で戦闘「準備」 イラン攻撃への備え示唆
(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は11日、視察した空軍基地でパレスチナ自治区ガザ地区以外での「シナリオ」を準備していると発言し、イランが攻撃してきた場合に備えていることを示唆した。
シリアのイラン大使館領事部への空爆を受けて、イランが近く報復攻撃を行う可能性があると米当局者が警告して以来、中東全域で緊張が高まっている。
領事部への空爆について、イランはイスラエルによる攻撃だと非難している。この空爆ではイラン革命防衛隊で国外作戦を担う「コッズ部隊」の司令官らが死亡した。
首相官邸の声明によると、ネタニヤフ氏はテルアビブの南にあるテルノフ空軍基地で隊員を前に、ガザでの戦争の真っただ中にあり、人質を取り戻すべく絶え間なく取り組んでるとした上で、「他の方面での難題を含むシナリオに備えている」と述べたという。
また、攻撃を受けることを想定した戦略を練っていると明らかにし、「われわれに危害を加える者に対して、われわれも危害を加える。防衛、攻撃の両方で安全保障上のニーズを満たす用意ができている」と説明した。