ガザで殺害された子ども1万3800人、1万9000人が孤児に 国連推計
(CNN) 国連児童基金(ユニセフ)は、パレスチナ自治区ガザ地区で殺害された子どもが、昨年10月7日以来の推計で1万3800人を超えていると発表した。
米ニューヨークで記者会見したユニセフのキャサリン・ラッセル事務局長は、「数千人が負傷し、さらに数千人が飢餓の瀬戸際にある」と訴えた。
これとは別に、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関(UNウィメン)はガザ地区の状況について「10分ごとに子ども1人が負傷または死亡している」と指摘した。発表によれば、今回の戦争が始まって以来、殺害された女性は1万人を超え、そのうち6000人の母親が、孤児になった子ども1万9000人を残して亡くなった。
最近ガザを訪れたユニセフのテス・イングラム報道官は、スイス・ジュネーブで16日に行った記者会見で、負傷した子どものあまりの多さに衝撃を受けたと振り返った。
「病院だけではなく、路上でも、その場しのぎの避難所でも、(子どもたちは)永久に一変してしまった人生を送っている」(イングラム氏)