ハマス軍事部門報道官、イスラエルへの攻撃継続呼びかけ
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区で昨年10月7日に戦争が始まってから200日となる23日、イスラム組織ハマスの軍事部門「カッサム旅団」のアブー・ウバイダ報道官はビデオ声明を出し、イスラエルへの攻撃の継続を呼びかけた。
ウバイダ氏が声明を出すのは約6週間ぶりで、「侵略が続く限り、さまざまな手法を用いて敵を攻撃し続ける」と述べた。
また、イランによる13日のイスラエル攻撃にも言及し、規模やその内容でイスラエルの思惑を狂わせたなどと称賛した。在シリアのイラン大使館に対する空爆への報復として、イランはイスラエルにドローン(無人機)とミサイルによる大規模な攻撃を行った。イスラエル軍によると、300を超える飛翔(ひしょう)体の99%を撃墜したという。
ウバイダ氏はまた、人質の解放と停戦の交渉について、イスラエルが「全ての約束を破棄しようとしており、さらに時間を稼ぐことを狙っている」と批判した。イスラエルと米国は、ハマス側が無理な要求をして交渉を停滞させていると非難している。