ブラジル南部で洪水の被害拡大、死者83人に
(CNN) ブラジル南部リオグランデドスル州で発生した大規模な洪水による死者が少なくとも83人に上ったことがわかった。同州当局が6日、発表した。
当局はさらに4人の死因が今回の豪雨に関連したものかどうかを調査している。
当局によると、276人が負傷、少なくとも111人が行方不明、少なくとも12万1000人が避難しているという。
345の地方自治体で85万人以上が被災し、家屋、道路、橋が損壊している。
CNNが地元の住民や避難している人に話を聞いたところ、まだ死者数に計上されていない可能性のある複数の遺体を冠水した水の中で見つけたという。
ボートで救出された人々=ブラジル・カノアス/Amanda Perobelli/Reuters
リオグランデドスル州の軍消防当局幹部は5日、CNNに対し、約1000人の消防隊員が救助活動にあたっていると話した。
画像からは、いくつかの地域で泥水が屋根の高さまで迫っていることがわかる。救助隊はゴムボートで人々やペットを救助している。
リオグランデスル州では近年、異常気象による被害が増えている。昨年9月にはサイクロンで54人が死亡した。