イスラエル軍、ラファ攻撃を継続 27人死亡
(CNN) 6日夜に始まったイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区南部ラファへの攻撃で、これまでに27人が死亡したことが病院関係者の話で明らかになった。死者には女性6人と子ども9人が含まれているという。
7日にラファで撮影された複数の映像には、ラファの東部と隣国エジプトにつながる検問所がある周辺へのイスラエル軍の激しい軍事活動が映っている。
ある民家への攻撃では一家の5人が亡くなった。同じ地区にある別の民家への空爆では10人が死亡し、うち8人が家族だった。
現地にいる記者らによると、イスラエル軍は7日、ラファ東部にある民家を狙って攻撃し、多くの死傷者が出た。生後4カ月の赤ちゃんと6歳と8歳の子どもの遺体がクウェート病院に運ばれ、17人が負傷した。CNN通信員によると、同日遅くに35歳の男性の遺体も病院に運ばれたという。
イスラエルは6日夜にラファ東部への攻撃を開始した。攻撃に先立ち、エジプトとカタールが提案してイスラム組織ハマスが受け入れた停戦案は、イスラエルの要求からは「程遠い」内容と指摘していた。