ロシア軍、ウクライナ東部で猛攻 村々を掌握しながら南下

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ロシア軍の攻撃を受けた建物で捜索を行う救助隊=4月10日、ウクライナ・リプシ/Volodymyr Pavlov/Reuters/File

ロシア軍の攻撃を受けた建物で捜索を行う救助隊=4月10日、ウクライナ・リプシ/Volodymyr Pavlov/Reuters/File

(CNN) ロシア軍は4日前に国境を越えてウクライナ北部ハルキウ州に奇襲を仕掛けた後、村々を掌握しながら南に向かって前進し続けている。

ロシア軍の進軍の主な目的の一つはリプシ村の占領のようだ。同村はウクライナ軍の第二防衛線上に位置しているため、ウクライナのある軍事ブロガーは「非常に重要な村」と位置付けている。

ウクライナの監視団体「ディープステートマップ」は、新たにリプシ村方面にある二つの集落が完全あるいは部分的にロシア軍に占領されたと指摘。だが、ハルキウ市の防衛部隊のセルヒー・メリニク司令官はロシア軍のリプシ村への前進の試みは撃退されたと述べた。

ロシア軍は引き続き地上作戦に先駆けて大型の滑空爆弾を多用していることが部隊からの報告で明らかになっている。滑空爆弾は数百キロの爆薬の搭載が可能で、航空機から投下される。国境をはさんでロシアと接するハルキウ州に滑空爆弾を仕掛ける場合、ロシア軍はウクライナ空域に入ることなく投下できる。

ウクライナ国家警備隊の特殊部隊は、一つの方面だけで20もの滑空爆弾による攻撃があったと報告した。

一方、東に数十キロ離れた町ボルチャンスクは依然としてロシア軍の標的だが、ウクライナ軍はなんとかロシア軍の進軍を防いでいるとみられる。

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