イスラエル軍、国連運営の学校に攻撃 ハマスメンバーを殺害
(CNN) イスラエル軍は14日、パレスチナ自治区ガザ地区中部のヌセイラト難民キャンプにある国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)運営の学校を攻撃し、イスラム組織ハマスのメンバー10人超が死亡したと発表した。
イスラエル軍はハマスが学校内に「作戦指令室」を置き、指揮官らが部屋を使用していたと主張した。
CNNは同軍の主張を独自に検証することはできない。UNRWAも同軍の主張の検証は不可能としている。
UNRWAの広報責任者、ジュリエット・トウマ氏はCNNへの声明で、「国連施設は常に保護されるべきであり、軍事や戦闘目的で使用されるべきではないと改めて言いたい」などと述べた。
アウダ病院によると、この攻撃で死亡した11人の遺体が運び込まれたという。
イスラエル軍は、ハマスの軍事部門のテロ工作員がここ数週間、ガザ中部に展開するイスラエル軍への「複数の攻撃を計画するのに」学校内の作戦司令室を使っていたと主張。「無関係の市民への影響を最小限にするために精密な攻撃を行った」と述べた。
また同軍はヌセイラトの別の場所を攻撃したことも確認し、標的は「テロリストのインフラ」だったと主張した。
この攻撃により、アクサ病院には子ども18人を含む36人の遺体が運ばれたという。
攻撃現場を目撃した人によると、4階建ての建物が崩壊し、救助隊員ががれきの下敷きになっている人々の捜索を続けている。また、この建物の庭には数十人が避難していたという。
目撃者らは、この建物への攻撃の約2時間後にUNRWAの学校に攻撃があったと指摘した。