ガザ南部ラファを逃れた45万人、避難場所も水もトイレもなく 国連

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ラファを離れるにあたり、荷物を車に運ぶパレスチナの人々=13日、パレスチナ自治区ガザ地区/ AFP/Getty Images

ラファを離れるにあたり、荷物を車に運ぶパレスチナの人々=13日、パレスチナ自治区ガザ地区/ AFP/Getty Images

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区南部のラファからこの1週間で避難した約45万人が、避難所も水も仮設トイレもない状況に置かれている。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が明らかにした。

UNRWAは14日、ラファからは今も安全を求めて住民が避難を続けており、がれきの山や砂丘も含めてあらゆる場所に身を寄せていると伝えた。

一家でラファを逃れた人たちは、避難所も仮設トイレも給水所もない場所にたどり着いているという。

UNRWAは全当事者に対し、国際人道法の尊重と、「ガザのどこにいようと、移動中であれ滞在中であれ、食料、避難所、水、健康を含む」市民の不可欠なニーズの尊重を促し、支援物資をガザに搬入できなければ、避難場所の状況を改善することは不可能だと訴えた。

国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、13日にはヨルダン川西岸地区で、支援物資を積んでガザへ向かっていたトラックが、検問所付近でイスラエル人入植者に襲撃された。

国連はイスラエルに対し、支援トラックをイスラエル人入植者から守るための対策を強化し、入植者による暴力の訴えがあれば全て捜査して加害者を訴追するよう求めている。

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