49度の酷暑で大巡礼、増え続けるメッカの死者

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日差しよけのため傘をさすイスラム教の巡礼者ら=18日、メッカ近郊/Rafiq Maqbool/AP

日差しよけのため傘をさすイスラム教の巡礼者ら=18日、メッカ近郊/Rafiq Maqbool/AP

ドバイ(CNN) サウジアラビアにあるイスラム教の聖地メッカを信者が訪れる年に1度の大巡礼(ハッジ)で、49度に達する酷暑の中、多数が熱中症のため死亡したり、病院搬送されたりしている。

各国の集計によると、死亡が確認されたのはヨルダン人41人、チュニジア人35人、イラン人11人など。ほかにヨルダン人22人の安否が不明で、イラン人26人が入院したと伝えられている。

イラン赤新月社によると、イラン人の死亡は熱中症や基礎疾患が原因だった。

サウジアラビアとエジプトはまだ集計を発表しておらず、死者はさらに増える見通し。届けを出していない巡礼者の死亡も多数に上ると思われる。

サウジ政府は17日の時点で、2700人以上が熱中症で手当てを受けたと発表していた。SNSには、家族などと連絡が取れなくなったという書き込みが相次いでいる。

サウジ統計総局によると、今年の大巡礼には180万人以上が参加している。

大巡礼では昨年も200人以上が死亡していたが、今年の大巡礼は異常な猛暑に見舞われている。

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