「ウィキリークス」創設者、司法取引に合意 米国での禁錮を回避

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内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジュ被告/Frank Augstein/AP

内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジュ被告/Frank Augstein/AP

(CNN) 内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジュ被告は、米政府の最大規模の機密情報漏洩(ろうえい)事件における重罪容疑で有罪を認めることに同意した。これは司法省との取引の一環で、アサンジュ被告は米国での禁錮を免れることになる。連邦裁判所が新たに公開した文書で明らかになった。

今回の合意の条件に基づき、検察は5年2カ月の刑期を求める。これはアサンジュ被告が米国への身柄引き渡しに不服を申し立てていた間、英ロンドンの刑務所で服役していた期間に等しい。司法取引では服役期間が考慮され、同被告は母国オーストラリアに直ちに帰国できる。

司法取引は連邦判事の承認を待って成立する。

アサンジュ被告は2010年と11年にチェルシー・マニング元米陸軍情報分析官から提供された軍事機密記録を公開し、19年にスパイ活動法などに基づき18の罪状で起訴されていた。

バイデン米大統領はここ数カ月、同被告をオーストラリアへ帰国させるため同国政府当局者が要請している取引に応じる可能性について言及していた。

この件について詳しい人物によると、米連邦捜査局(FBI)と司法省の当局者はアサンジュ被告による重罪の有罪答弁を含まない取引には反対してきた。

英国の裁判所は先月、アサンジュ被告には米国への引き渡しに対して上訴する権利があるとの判決を下した。

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