ウィキリークス創設者、自由の身で豪州に帰国 米当局との司法取引成立で釈放
(CNN) 内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者で米国の機密情報を漏えいしたとして起訴され、その後米司法省との司法取引成立を経て釈放されたジュリアン・アサンジュ氏が26日、オーストラリアに帰国した。自由の身となって12年ぶりに祖国の地を踏んだ。
首都キャンベラの空港に集まった支持者から歓声が沸き上がる中、アサンジュ氏はチャーター機から降り立ち、滑走路を歩きながら群衆に手を振った。
ターミナルに近づいたところで妻のステラさんが満面の笑みで現れると、2人は抱擁し、口づけを交わした。
![妻のステラさんと抱擁とキスを交わすアサンジュ氏==26日、オーストラリア・キャンベラ/Edgar Su/Reuters](/storage/2024/06/27/9b6e8071043835e0e176d84df8d166ca/2024-06-26t100021z-855016558-rc2xi8acm5jh-rtrmadp-3-usa-assange-australia-thumbnail.jpg)
妻のステラさんと抱擁とキスを交わすアサンジュ氏==26日、オーストラリア・キャンベラ/Edgar Su/Reuters
到着後の記者会見にはステラさんのみが出席。アサンジュ氏の感謝の思いを伝える一方、本人はまだ会見の場に出られる状態になく、回復のための時間が必要だと説明した。
目に涙を浮かべながら、どうか自分たちの居場所やプライバシーを確保してもらいたいとステラさんは訴えた。その上で、いずれはアサンジュ氏が自ら選んだタイミングで話をすることになると示唆した。