英総選挙、出口調査で労働党が圧勝 14年の保守党支配が終焉へ 

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英国で行われた総選挙は、スターマー党首率いる労働党が大勝する見通しとなった/Jakub Porzycki/NurPhoto/Getty Images

英国で行われた総選挙は、スターマー党首率いる労働党が大勝する見通しとなった/Jakub Porzycki/NurPhoto/Getty Images

ロンドン(CNN) 英国で4日、総選挙が行われ、主要な出口調査によると中道左派の労働党が地滑り的な勝利を収める見通しとなった。14年に及んだ保守党の支配に決定的な形で終止符を打つことになる。労働党を率いるスターマー党首が首相に就任するとみられる。

出口調査によれば、労働党は410議席を獲得する見込み。与党・保守党は131議席にまで減少し、大敗を喫する見通しだ。英国の有権者が与党にノーを突きつける展開は、数カ月前から予想されていた。

出口調査はBBC、ITVなどの委託を受けて調査会社イプソスが実施したもので、長年にわたり選挙結果の正確な指標とされている。労働党のスターマー党首は5日にも首相に就任する公算が大きい。

自由民主党は61議席を確保し、議会の第3党に返り咲く見通し。右派のポピュリスト政党リフォームUKは13議席、緑の党は2議席をそれぞれ獲得するとみられる。

英国の欧州連合(EU)離脱を最も強力に支持した政治家の一人、ナイジェル・ファラージ氏が率いるリフォームUKは反移民を訴えて保守党の票を奪った。一方、経済的に豊かなイングランド南部の中道派の支持は保守党から自由民主党に流れた。

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