ヒズボラ、司令官死亡を確認 イスラエルのベイルート攻撃で
(CNN) レバノンの武装組織ヒズボラは7月31日、司令官フアド・シュクル氏がイスラエルによる前日のベイルートへの攻撃で死亡したことを確認する声明を出した。
レバノンの情報筋はCNNに、シュクル氏の遺体ががれきの中から見つかったと明らかにした。
イスラエルは同30日に、イランを後ろ盾とするヒズボラが拠点を置くベイルート郊外をドローン(無人機)で攻撃し、シュクル氏を殺害したと発表した。イスラエルが占領するゴラン高原への攻撃の報復としている。イスラエルはヒズボラがシュクル氏の指揮の下、ゴラン高原の町マジュダルシャムスをロケット弾で攻撃し、子ども12人が死亡したとしているが、ヒズボラは関与を否定している。
イスラエルによるベイルート攻撃では、シュクル氏の他に4人が死亡した。レバノンの保健省は、女性と子ども2人が爆撃で死亡したと発表。その後、新たに女性1人の死亡が確認された。負傷者は74人にのぼるという。
ベイルートへの攻撃から数時間後には、イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ政治局長が訪問先のイランの首都テヘランで殺害された。ハマスやイランはイスラエルがハニヤ氏を殺害したとみなしている。