レバノン南部にイスラエル軍の攻撃、死者10人
(CNN) レバノン南部ナバティエにイスラエル軍の攻撃があり、レバノン保健省によると少なくとも10人が死亡した。これに対し、同国南部を拠点とする親イラン武装組織ヒズボラがロケット弾で報復した。
レバノンの死者は全員がシリア難民だった。保健省によると、母子3人が含まれている。
イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区でイスラム組織ハマスと戦闘を始めた昨年10月7日以降、レバノン南部で出た死者数としては最大の規模。ヒズボラとイスラエルの間ではほぼ連日、越境攻撃の応酬が続き、特に先月末から緊張が高まっている。
ナバティエではさらにシリア人3人、スーダン人1人、レバノン人1人の少なくとも計5人が負傷した。このうちシリア人2人が重体に陥り、近くの病院で手術を受けている。
またレバノンの国営通信NNAによると、同国南部スールでは、ドローン(無人機)攻撃でオートバイに乗っていた1人が死亡した。