ゼレンスキー氏が訪米、バイデン氏らに「勝利計画」提示へ

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22日、米東部ペンシルベニア州の砲弾工場を視察したウクライナのゼレンスキー大統領/Staff Sgt. Deonte Rowell/U.S. Army/AP

22日、米東部ペンシルベニア州の砲弾工場を視察したウクライナのゼレンスキー大統領/Staff Sgt. Deonte Rowell/U.S. Army/AP

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、米東部ペンシルベニア州にある砲弾工場を視察した。ゼレンスキー氏は今回の訪米で、バイデン米大統領や同盟国に対して、ロシアを打ち破るための「勝利計画」を提示するとみられる。

ゼレンスキー氏によれば、今回の訪米で初めて、バイデン氏に対して勝利計画の詳細を説明し、その後、11月に行われる米大統領選の大統領候補をはじめ、米議員、国際社会のパートナーらにも計画を共有する。ゼレンスキー氏が掲げる勝利計画には、ウクライナ政府がかねて要請している、ロシア領奥地の標的に対する長距離兵器の使用も含まれる。

ゼレンスキー氏は米国到着前に飛行機の中で、X(旧ツイッター)に投稿し、「この秋にこの戦争の行く末が決まるだろう」と述べた。「我々はパートナーと協力して、勝利に必要な立場を固めることができる。真に公正な和平に向けた共通の勝利だ」

ゼレンスキー氏は今回の訪米をバイデン氏の地元にある砲弾工場からスタートした。ゼレンスキー氏は作業員に対してウクライナに砲弾を供給してくれていることに謝意を示し、工場がウクライナの戦争への取り組みに不可欠な155ミリ砲弾の生産を強化することにつながると訴えた。

ゼレンスキー氏は先週、ウクライナの同盟国に対して兵器利用の規制に対する緩和を呼び掛けており、米国がこれまでの姿勢を変えつつある兆しが見えるものの、まだ許可は得ていないと明らかにしていた。

ゼレンスキー氏は25日に国連総会の一般討論演説に登壇する見込み。ゼレンスキー氏はまた、グローバルサウスと呼ばれる新興・途上国をはじめ、主要7カ国(G7)、欧州連合(EU)、国際機関の指導者と会談する。

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