日本製鉄、USスチール買収計画を再申請へ 審査期間が延長

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日本製鉄は近く、米鉄鋼大手USスチールの買収計画を米規制当局に申請し直す=9日、ペンシルベニア州/Justin Merriman/Bloomberg/Getty Images

日本製鉄は近く、米鉄鋼大手USスチールの買収計画を米規制当局に申請し直す=9日、ペンシルベニア州/Justin Merriman/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 日本の鉄鋼最大手、日本製鉄は近く、バイデン米政権が難色を示している米鉄鋼大手USスチールの買収計画を、米規制当局に申請し直す見通しとなった。事情に詳しい関係者が17日、CNNに語った。

再申請が認められたことにより、米当局の審査期間は90日間延長され、日本製鉄は買収成立への望みをつないだ格好だ。

ただし、バイデン大統領や民主党大統領候補のハリス副大統領、共和党候補のトランプ前大統領はいずれも、計画に反対の姿勢を示している。かつての工業地帯を代表する民主党議員や、鉄鋼労働組合も反対している。

米国家安全保障の観点から外国企業による対米投資を審査する対米外国投資委員会(CFIUS)は、数カ月前からこの買収計画を審査してきた。ホワイトハウスが買収阻止の構えを見せ、CFIUSは政治的圧力を避けたい意向を示すなかで、審査延長が決まった。

両社の報道担当者は、いずれもコメントを出していない。

この問題をめぐっては、複数の経済団体が先週、イエレン財務長官に宛てた共同書簡で、CFIUSの審査プロセスを政治問題化するのは危険との警告を発していた。

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