イスラエルのレバノン空爆、558人死亡 1万6500人避難

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イスラエル軍の空爆を受けて上る煙=23日、レバノン南部/Rabih Daher/AFP/Getty Images

イスラエル軍の空爆を受けて上る煙=23日、レバノン南部/Rabih Daher/AFP/Getty Images

(CNN) イスラエルは23日、レバノンの広い範囲で激しい空爆を実施した。少なくとも、イスラエルとイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間で行われた2006年の戦争以降、レバノンにとって最も死者数の多い日となった。

当局によると、イスラエルの爆撃により女性や子ども、医療従事者を含む558人が死亡、1835人が負傷。レバノンの住民は恐怖と絶望に襲われながら、安全を求めて避難している。

イスラエルのネタニヤフ首相は、同国が北部戦線の「勢力均衡」を変えつつあると述べ、イスラエル軍は23日にレバノン全土でヒズボラの1600件に及ぶ資産を攻撃し、地上侵攻の可能性も排除していないと述べた。

イスラエル軍は24日、ヒズボラの拠点である首都ベイルート南郊で空爆を行い、ヒズボラの上級司令官が死亡したと主張した。

いくつかの国は、今回の攻撃により地域紛争の拡大リスクが高まると警告。事態の沈静化に向け、早急に圧力をかけるよう国際社会に求めている。23日の攻撃の規模と激しさにもかかわらず、どちらの側も現在の状況を戦争とは呼んでいない。

住民は携帯電話に即時避難を促すイスラエルからのテキストメッセージや知らない番号からの電話を受け、避難を始めた。レバノンのラジオ局はハッキングされ、イスラエルの避難警報により放送が中断されたという。イスラエル軍は民間人に対し、武器の保管場所などヒズボラが活動する地域から立ち去るよう警告した。

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