イスラエルのレバノン空爆、558人死亡 1万6500人避難
住民は爆撃が始まる前に安全な場所に逃げる時間はほとんどなかったと語る。
各地の学校や大学の授業は中止され、ベイルート発着便の一部が運休した。避難民のシェルターとして利用するため、多くの学校は閉鎖された。
ヒズボラは24日、イスラエル北部の都市アフラにある軍事基地などを標的として複数のロケット弾を発射。その後、北部の都市キリヤット・シュモナにもロケット弾を発射したと発表した。イスラエル軍は、レバノン側から国境を越える50発の飛翔(ひしょう)体が確認されたと発表。大半は迎撃されたが、一部は建物に被害を及ぼしたと述べた。数件の火災が発生したが負傷者はいなかった。
イスラエル国防軍(IDF)の報道官によると、24日にイスラエルに向けて発射された飛翔体は約100発だった。
イスラエル当局者によると、政府は同国全土で「特別事態」を宣言。市民は集会など生活に制限が課される場合がある。
一方、レバノン政府関係者が24日にCNNに語ったところによると、イスラエルの攻撃によりレバノンでは1万6500人以上が避難民になった。