イスラエル、テルアビブ付近でヒズボラの弾道ミサイル迎撃 商都への攻撃は初
イスラエル軍は「テルアビブやネタニヤで警報が鳴り響いた後、レバノンから国境を越えて飛来する地対地ミサイルが特定され、イスラエル国防軍(IDF)の防空システムによって迎撃された」と説明。イスラエル軍の報道官はこのミサイルについて、「重い」「長距離」のミサイルだと説明した。
ヒズボラの指導者ナスララ師はこれまで、レバノンの首都ベイルートに攻撃があれば、即座にイスラエル経済の中心地を攻撃すると繰り返し主張してきた。
イスラエルとパレスチナの武装組織ハマスの衝突が昨年10月に発生して以降、ヒズボラはイスラエル北部を狙い、レバノンからロケットやドローン(無人機)を数百発発射している。
国境をまたいだ戦闘の結果、イスラエル北部から約6万人が避難する事態となった。イスラエルは、住民が安全に帰還できるようになるまで戦闘は続くと主張している。
23日には、ヒズボラを狙ったイスラエルの攻撃により、レバノン各地で子ども数十人を含む500人以上が死亡。ここ20年近くのレバノンで最悪の犠牲者を出した1日となった。