イスラエル首相、総力を挙げた戦闘継続を指示 ヒズボラとの停戦提案は拒否
(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は26日、隣国レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘について、近く停戦する可能性を示唆した報道を否定した。軍には「総力を挙げて」戦闘を継続するよう命じているという。
首相府が出した声明には、米国とフランスが共同で出した停戦提案にネタニヤフ氏は応じていないとある。また「北部での戦闘を抑制するよう指示することが予想されるとのニュースも、事実とは正反対だ。首相は総力を挙げての戦闘の継続を指示した」としている。
カッツ外相も同日、「北部で停戦はない」と述べ、勝利と北部住民の安全な帰宅が実現するまで全力で戦うとの見通しを示した。
首相府の声明は、米国がレバノンでの21日間の停戦を働きかけているとの報道にイスラエルの右派閣僚らが反発したことを受けたもの。
これより前、イスラエルの当局者はCNNに、ヒズボラとの一時停戦の可能性についての協議が、国連総会出席のためにネタニヤフ氏が米ニューヨークを訪れる主な動機だと語った。