イスラエルの空爆で105人死亡、病院や住宅に被害 レバノン
(CNN) イスラエル軍が29日にレバノン各地で行った空爆で、少なくとも105人が死亡、359人が負傷した。レバノン保健省が明らかにした。
最も死者が多かった南レバノンでは最大都市ティールなどで48人が死亡、168人が負傷した。南部カナの病院もイスラエル軍に空爆され、大きな被害が出ている。
東部ベッカー渓谷にあるバールベックヘルメル県も激しい攻撃を受け、33人が死亡、97人が負傷した。
レバノン南部ナバティエ県でもマルジャユーンなどで大勢の死傷者が出ている。
イスラエルはこの週末にかけ、武装組織ヒズボラの工作員や施設に対する攻撃を激化していることを明らかにした。ヒズボラが民間人を「人間の盾」に利用しているとして非難している。
この攻撃で住宅などの建物や公共インフラに壊滅的な被害が出ており、レバノンの人道危機が一層深まっている。