アマゾン川支流で深刻な干ばつ 川床が露出、広大な砂地に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ソリモエンス川の砂州で座礁したホッパー船/Jorge Silva/Reuters via CNN Newsource

ソリモエンス川の砂州で座礁したホッパー船/Jorge Silva/Reuters via CNN Newsource

ブラジルの深刻で長期にわたる干ばつは、さまざまな要因が絡み合って引き起こされている。

激しいエルニーニョ現象により、昨年から2024年にかけてこの地域の気候はより温暖で乾燥したものとなった。エルニーニョ現象は終わったが、異常に高温の大西洋が熱波と干ばつの影響を及ぼしているという。

森林破壊も要因の一つで、気温上昇と降雨パターンの変化を助長している。

さらに、化石燃料の燃焼によって引き起こされる気候変動は、気温の上昇と雨の降らない期間の長期化をもたらしている。

異常気象を分析する科学者ネットワークであるワールド・ウェザー・アトリビューションの報告書によると、アマゾン川流域では気候変動によって壊滅的な干ばつが30倍起こりやすくなったという。

干ばつはブラジルで壊滅的な山火事を引き起こす原因ともなっている。

救いの兆しはほとんどない。河川を満たし始める水準の降雨量は数週間期待できず、川の水位は下がり続けるとみられる。

専門家は「11月まで状況は悪化し続ける」との見方を示している。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「環境問題」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]