アマゾン川支流で深刻な干ばつ 川床が露出、広大な砂地に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
漆黒の水を湛えていた6月19日時点のネグロ川/Edmar Barros/AP via CNN Newsource

漆黒の水を湛えていた6月19日時点のネグロ川/Edmar Barros/AP via CNN Newsource

ソリモエンス川の北岸にあるテフェ湖の水も枯渇している。

テフェ湖では昨年、歴史的な干ばつと記録的な高水温の時期に200頭以上のイルカが死んでいるのが発見された。専門家は今年も同じことが起こるのではないかと懸念している。

イルカの死はすでに起きている。イルカを保護するプロジェクトの責任者は先月初め、ロイター通信に対し「先週は平均して1日1頭発見した」と語った。

国際環境保護団体グリーンピースの広報担当者は、アマゾン川流域の多くの地域で「干ばつは昨年の最悪期よりも今日の方がすでに深刻だ」と話す。

自然災害監視当局の研究員は「これらの川の水位が最低になるのは、通常10月末だ」とし、今年はその時期が早くなり、水位は下がり続けるとの見方を示した。

食料、医薬品、生計、輸送を川に頼っている地元の人々にとって、この影響は過酷だと指摘する専門家もいる。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「環境問題」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]