アマゾン川支流で深刻な干ばつ 川床が露出、広大な砂地に
ソリモエンス川の北岸にあるテフェ湖の水も枯渇している。
テフェ湖では昨年、歴史的な干ばつと記録的な高水温の時期に200頭以上のイルカが死んでいるのが発見された。専門家は今年も同じことが起こるのではないかと懸念している。
イルカの死はすでに起きている。イルカを保護するプロジェクトの責任者は先月初め、ロイター通信に対し「先週は平均して1日1頭発見した」と語った。
国際環境保護団体グリーンピースの広報担当者は、アマゾン川流域の多くの地域で「干ばつは昨年の最悪期よりも今日の方がすでに深刻だ」と話す。
自然災害監視当局の研究員は「これらの川の水位が最低になるのは、通常10月末だ」とし、今年はその時期が早くなり、水位は下がり続けるとの見方を示した。
食料、医薬品、生計、輸送を川に頼っている地元の人々にとって、この影響は過酷だと指摘する専門家もいる。