日中韓など各国首脳、当選したトランプ氏に祝意
(CNN) 米大統領選で当選が決まったトランプ前大統領に祝意を伝えた世界各国の首脳として、新たにサウジアラビアのムハンマド皇太子や中国の習近平(シーチンピン)国家主席、日本の石破茂首相、韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が加わった。
サウジの駐米大使がX(旧ツイッター)に投稿したところによると、ムハンマド皇太子は6日、トランプ氏に電話で祝意を表し、同国と米国の「歴史的関係」を改めて強調した。
トランプ氏は1期目就任後、歴代大統領で初めて、最初の外遊先にサウジを選んだ。さらにイスラエルとパレスチナを訪れて和平交渉の仲介に乗り出し、イランへの圧力を強めた経緯がある。
中国外務省によると、習氏はトランプ氏に電話で祝意を伝え、「新たな時代に相互の関係がうまくいく」よう、両国が「適切な道を見いだす」ことを願っていると述べた。
トランプ氏の1期目在任中、米中間の対立は激しさを増していた。
石破氏は記者会見で、トランプ氏と電話で会談し、日米同盟を「より高い次元に、より高い段階に」引き上げることで一致したと述べた。
トランプ氏は過去に、日米同盟の価値を疑問視し、日本に在日米軍駐留費の負担増を求めるなど、両国間の関係に懐疑的な立場を示していた。
韓国大統領府の安保担当補佐官によると、尹氏もトランプ氏を電話で祝福し、韓米日3国の関係などについて協議。安保、経済両面で米国との連携を進展させたいとの希望や、北朝鮮のロシア派兵や軍備拡張への懸念を伝えた。