レバノンでの通信機器爆発、初めて関与認める イスラエル首相

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イスラエルのネタニヤフ首相が、レバノンで9月に起きたヒズボラが利用していた通信機器が爆発した事件について初めて関与を認めた/Abir Sultan/Pool/AFP/Getty Images

イスラエルのネタニヤフ首相が、レバノンで9月に起きたヒズボラが利用していた通信機器が爆発した事件について初めて関与を認めた/Abir Sultan/Pool/AFP/Getty Images

(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相が、レバノンで9月に起きたイスラム教シーア派組織ヒズボラが利用していた通信機器が爆発した事件について初めて関与を認めた。イスラエルメディアは10日、ネタニヤフ氏が閣議で、関与を認める発言をしたと報じた。

地元メディアによれば、ネタニヤフ氏は、通信機器爆破の作戦とヒズボラの最高指導者ナスララ師の排除について、国防当局者高官らの反対にもかかわらず実行されたと述べた。

イスラエル当局者もCNNの取材に対し、ネタニヤフ氏の発言を確認した。イスラエルが事件への関与を認めるのは今回が初めて。

イスラエル政府がネタニヤフ氏の発言について説明し、さらには爆破作戦の背後にイスラエルがいたことを認める決定は、ここ数週間にわたり国内で注目を集めていた政界での陰謀の新たな一章のようだ。

イスラエルメディアの解釈によれば、今回のネタニヤフ氏の発言は、イスラエルの軍隊や情報機関の幹部、さらには先ごろ解任されたガラント前国防相に対する暗黙の批判だという。

レバノンでは9月17日と18日にヒズボラの戦闘員らが使っていた通信機器数千台が爆発。子どもを含む少なくとも37人が死亡したほか、約3000人が負傷した。

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