サッカー試合後のイスラエル人襲撃、5人有罪 アムステルダム

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アヤックスとマッカビの試合中、親パレスチナのデモ隊の近くに立つ警官=11月、オランダ・アムステルダム/Jeroen Jumelet/AFP/ANP/Getty Images

アヤックスとマッカビの試合中、親パレスチナのデモ隊の近くに立つ警官=11月、オランダ・アムステルダム/Jeroen Jumelet/AFP/ANP/Getty Images

(CNN) オランダの首都アムステルダムで先月、サッカーの試合後にイスラエル人サポーターらが襲われた事件に関与したとして、19~32歳の男5人が24日に有罪判決を受け、量刑を言い渡された。

襲撃は先月7日、イスラエル中部テルアビブのチーム「マッカビ」とアムステルダムの「アヤックス」が対戦した試合の後で発生。負傷者5人が病院に収容され、20~30人が軽いけがをした。容疑者60人あまりが拘束され、まず5人が裁判で判決を受けた。

このうち3人は暴力行為、2人が暴力への加担と扇動で有罪。1人はユダヤ人への侮辱発言でも有罪となった。

20~30代の4人には禁錮1~6カ月の刑が言い渡された。19歳の5人目は未成年者として扱われ、100時間の社会奉仕活動を命じられた。

当時SNSに投稿された映像には、試合前にマッカビ側のサポーターが反アラブの暴言を吐き、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を称賛する場面が映っていた。

試合終了後に路上でマッカビのサポーターらが襲われた。SNS上には反ユダヤ主義の暴言を叫んだり、路面電車の中で花火に火をつけたりする人々の映像が流れた。

アムステルダムの市長は数日後の書簡で、反ユダヤ主義とサポーターの暴徒化、さらに中東の軍事衝突に対する怒りが重なって起きた事件だと述べた。反イスラムの右翼政治家らが対立をあおったとも指摘されている。

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