英ヒースロー空港で「大規模停電」、21日終日閉鎖
英ヒースロー空港近隣の変電所で大規模火災
(CNN) 英ロンドンのヒースロー空港は、「大規模な停電」のため、21日の終日にわたり同空港を完全に閉鎖すると発表した。今後数日にわたり「大きな混乱」が想定されるとも述べている。停電は近隣の変電所で発生した大規模火災が原因だという。ヒースロー空港は世界で有数の利用者数を誇る。
空港はX(旧ツイッター)で21日23時59分までの閉鎖を伝え、「今後数日は大きな混乱が予想されるため、空港が再開するまでいかなる状況であっても空港には向かわないように」と呼び掛けている。「電力が確実に回復する時期については不明」だとしている。
ロンドン消防隊は声明で、ロンドン西部ヘイズの変電所内の変圧器が発火したと述べた。消防車10台と約70人の消防士が対応にあたっているという。
この火災で約150人が避難し、消防士が29人を周辺の家屋から安全な場所に誘導した。
火災の原因はまだわかっていないという。
SNSで共有された動画には、21日未明に巨大な炎と煙が立ちのぼる様子が映っていた。
電力会社SSENによると、停電の影響を受けている住宅は1万6000戸以上に及ぶ。