英ヒースロー空港火災、「不審点なし」 複数の便が空港を離陸

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ヒースロー空港に電力を供給する変電所で消火作業が行われる様子/Stringer/AFP/Getty Images

ヒースロー空港に電力を供給する変電所で消火作業が行われる様子/Stringer/AFP/Getty Images

(CNN) 英ロンドン・ヒースロー空港の停電の原因となった変電所の火災について、地元消防当局は21日、「不審」な点はないとみられていると明らかにした。この火災により空港は混乱に見舞われていた。

消防当局幹部は現地事件21日夕の声明で、「ロンドン消防隊の火災調査官が科学顧問の支援の下、ロンドン警視庁と緊密に協力しながら出火原因の調査に当たっている」とした上で、「ロンドン警視庁は火災に不審な点はないとみられていることを確認した」と明らかにした。

今後は電力配電設備が調査の焦点になるという。

ロンドン警視庁は調査はまだ初期段階だとしながらも、「現時点で事件性を示すものはない」と確認した。

航空機追跡サイト「フライトレーダー24」によると、航空機数百機が地上待機を余儀なくされる混乱が続いた後、複数の便がヒースロー空港を飛び立った。

出発した便の中には、南アフリカのケープタウンやサウジアラビアのリヤドに向かう英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズの便が含まれるという。

ブリティッシュ・エアウェイズはこれに先立ち、現地時間午後7時以降に長距離便8便を出発させる許可を空港から得たとしていた。

エア・カナダは「空港の再開に伴い」21日夜、予定されているすべてのヒースロー行き便の運航を再開するとの方針を明らかにした。

米ユナイテッド航空ではヒースロー空港へ向かう17便の出発が21日に予定されており、「現時点では21日に予定されているロンドン行き便の大半を運航できる見込みだ」という。

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