ミャンマー軍事政権、一時停戦を発表 震災救援を優先

ミャンマー中部マンダレーで、崩壊した建物の瓦礫から生存者の捜索を行う救急要員/Sai Aung Main/AFP/Getty Images

ミャンマー中部マンダレーで、崩壊した建物の瓦礫から生存者の捜索を行う救急要員/Sai Aung Main/AFP/Getty Images

(CNN) ミャンマーの軍事政権は2日、先月発生した地震の救援・復旧活動を進めるため、武装勢力との戦闘を一時停止すると発表した。国営放送局ミャンマー・ラジオ&テレビジョン(MRTV)は一時停戦は22日までと報じた。

軍事政権によると、3月28日に同国中部で発生したマグニチュード(M)7.7の地震の死者は2700人を超えており、同国の自然災害の犠牲者数としてはここ数年で最多。数百人が現在も行方不明で、死者数はさらに増える可能性が高い。

支援団体は建物などの損壊で医療危機が起こっていると警告している。

赤十字国際委員会(ICRC)は1日、被災地の人々が医療や衛生的な水にアクセスできない状態にあると明らかにした。国際医療組織「国境なき医師団(MSF)」の現地コーディネーターによると、衛生的な水の不足で命が危険にさらされているほか、疫病の蔓延(まんえん)も懸念されるという。

ミャンマーでは軍事クーデターに端を発する内戦が4年にわたって続いており、国軍と国内各地の武装勢力の衝突が繰り返されている。

国軍と対立する民主派の「国民統一政府(NUG)」は先月30日から2週間、停戦すると発表していた。

人権団体アムネスティ・インターナショナルが1日に明らかにしたところによると、国軍は地震発生から数日間、空爆を続けたと住民らが証言しているという。

国軍は国土の大半を支配できておらず、少数民族の反政府勢力や民兵組織が各地に存在する。そのため、同国では信頼できる情報の入手が極めて困難な状態にある。

MRTVは国軍のミンアウンフライン最高司令官が震災の対応を協議するため、3日からタイで開催される会合に出席すると報じた。

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