イスラエル首相の訪問受けたハンガリー、ICCからの脱退表明

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ブダペストでの歓迎式典で赤絨毯を並んで歩くオルバン首相(左)とネタニヤフ首相/Bernadett Szabo/Reuters

ブダペストでの歓迎式典で赤絨毯を並んで歩くオルバン首相(左)とネタニヤフ首相/Bernadett Szabo/Reuters

(CNN) ハンガリー政府が国際刑事裁判所(ICC)から脱退する方針を明らかにした。イスラエルのネタニヤフ首相の公式訪問を受けたタイミングでの発表。ICCはネタニヤフ氏に逮捕状を出している。

ハンガリーのオルバン首相は首都ブダペストでネタニヤフ氏と共同記者会見を行い、同国政府がICCからの脱退を決断したと述べた。ICCが「政治的な道具」となったことが理由で、ハンガリーとしてはICCでいかなる役割を果たすことも望まないとした。

ネタニヤフ氏はハンガリー政府の決断を「勇敢で道義に基づくもの」と称賛。同国が「誇りを持って」イスラエルを支持していると述べる一方、他の国々もICCから脱退することに期待感を示した。

両首脳は短い声明を発表したが、記者からの質問は一切受けなかった。

ICCから逮捕状を出されて以降、ネタニヤフ氏が欧州を訪れるのは今回のハンガリーが初めて。ICCは昨年5月、同氏とイスラエルのガラント前国防相、イスラム組織ハマスのトップ3人に対して逮捕状を出している。

イスラエルとハマスとの戦闘に関して、ネタニヤフ氏には戦争犯罪に関与していると信じるに足る「合理的な根拠」が存在するというのがICCの立場だ。具体的には「戦争の手段としての飢餓の利用」、「殺人や迫害、その他の非人道的行為による人道への罪」に言及している。

ネタニヤフ氏は逮捕状を「不合理で反ユダヤ的」と一蹴。当時の首相府も「不合理かつ誤った行動、告発を断固拒絶する」と反発していた。

ICCに独自の法執行権はなく、逮捕状の対象人物の拘束及びICC本部のあるオランダ・ハーグへの移送は各加盟国に委ねられている。2002年に発効したICC規定の署名国として、ハンガリーにはネタニヤフ氏を拘束する義務があるが、同氏は3日、首都ブダペストで歓待された。

ハンガリーは欧州で最も強固なイスラエルの同盟国の一つで、国民の多くは強い親イスラエル感情を抱いている。23年10月7日にイスラエルがハマスの奇襲を受けた際には、犠牲者を追悼するポスターなどがブダペストの至る所で掲示された。

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