16歳少年が猛毒リシンを製造の疑い、警察が自宅を捜索 ドイツ

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猛毒リシンを製造した疑いで警察が独東部ザクセン州にある16歳少年の自宅を捜索した/Norbert Millauer/Getty Images

猛毒リシンを製造した疑いで警察が独東部ザクセン州にある16歳少年の自宅を捜索した/Norbert Millauer/Getty Images

(CNN) ドイツ東部のザクセン州で、16歳の少年が生物化学兵器として使われる猛毒のリシンを製造・保持した疑いがあるとして、警察が17日、少年の自宅を家宅捜索した。

警察によると、少年は自宅の屋根裏に実験室を作り、リシンと植物に含まれる猛毒のアコニチンを混ぜた容器を複数製造していたとされる。

ザクセン州警察とドレスデン検察は、兵器とみなされる物資の製造や取り引きを規制した戦争兵器法違反の容疑で捜査を進めている。

警察によれば、17日の家宅捜索は毒物の押収や証拠の収集が目的だった。毒物に関して容疑者の意図を裏付ける証拠は、現時点では見つかっていないという。容疑者の少年の逮捕状は出ていない。

猛毒のリシンは微量でも吸入したり摂取したりすれば、呼吸不全や循環器の不全で36~48時間以内に死亡する可能性がある。

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