樹齢最大500年、オークの古木を伐採したチェーン店に非難集中 英
評議会によれば、専門家が昨年12月に点検した際、木は「健全」で隣接する駐車場や利用者に「危険を及ぼさない」と判断された。ウッドランド・トラストによると、切り株の基部には緊急保存命令が出されたという。
ミッチェルズ・アンド・バトラーズの広報担当はCNNへの声明で、伐採は「従業員と来店客、さらには一般市民の安全を守るために重要な措置だった」と説明。チェーンのフィル・アーバン最高経営責任者(CEO)はその後、「今回の件が引き起こした全ての怒りや騒ぎ」について謝罪すると表明した。
ロンドン警視庁は17日にCNNに寄せた声明で、伐採を民事案件として扱っており、刑事捜査は終了したと明らかにした。
英国で樹木の伐採が怒りを招くのは今回が初めてではない。
昨年には、1991年のヒット映画「ロビン・フッド」に登場したイングランド北部の有名なシカモア(セイヨウカジカエデ)が伐採され、当局は「破壊行為」と断定。2021年にはイングランド南部で夜間に相次いで木が切られる謎の出来事もあった。