ローマ時代の水道橋で英男性が転落死 スペイン中部
(CNN) スペイン中部の都市セゴビアにある有名なローマ時代に作られた水道橋で、英国人男性が展望台から転落して死亡した。
州政府の声明によると、現地時間12日午後1時ごろ、63歳の男性が転落したとの通報を受け、救急当局が出動した。救命措置を施したものの、男性は現場で死亡が確認されたという。
英国の外務・英連邦・開発省は14日の声明で、この男性の死亡を確認した。報道官は「スペインで死亡した英国人の家族を支援し、現地当局と連絡を取り合っている」と述べた。
セゴビアはスペインの首都マドリードの北西約40マイル(約64キロ)に位置する同国中央部の都市。98年から117年まで統治したローマ皇帝トラヤヌスの下で建設された水道橋を目当てに、多くの観光客が訪れる人気の観光地となっている。
水道橋は現在でも使用されており、中央部の2層のアーチの高さは28.5メートル。