ウガンダのキプリモ、ハーフマラソン56分台の世界新 驚異的な記録更新
(CNN) スペインのバルセロナで16日に行われたハーフマラソンで、ウガンダのジェーコブ・キプリモ(24)が世界記録を樹立した。
世界陸連(WA)によると、ハーフマラソンで57分を切った選手は世界初。この記録については通常の承認手続きが行われる。
キプリモの記録は56分42秒。これまでの記録を48秒上回った。男子ハーフマラソンでこれほどの差をつけて世界記録を更新したのは初めて。これまではエチオピアのヨミフ・ケジェルチャが出した57分30秒が最高だった。
「完璧なレースだった」とキプリモは振り返っている。「理想的な気温で風もなく、素晴らしいコース。何もかも予想以上だった」
「ペースメーカーは2分45秒のペースで走ると事前に決めていたけれど、自分はエネルギーに満ちあふれていたので、3キロ目からリズムを上げることにした。でも57分の壁を破るなんて、まさか思いもしなかった。驚異的だ」
キプリモは平均時速22.3キロで走り、2位のジョフリー・カムウォロル(ケニア)を2分以上引き離してゴールした。3位には56秒遅れでサムウェル・マイル(ケニア)が入った。
キプリモは次の目標をフルマラソンに据える。休養を経て、4月のロンドンマラソンでマラソンにデビューする。
女子はジョイシリン・ジェプコスゲイ(ケニア)が1時間4分13秒でコース記録を樹立した。