バチカンでフランシスコ教皇の葬儀、広場に群衆集まる

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フランシスコ教皇の葬儀が営まれるサンピエトロ広場の様子/Dan Kitwood/Getty Images

フランシスコ教皇の葬儀が営まれるサンピエトロ広場の様子/Dan Kitwood/Getty Images

バチカン市国(CNN) 21日に死去したローマ教皇フランシスコの葬儀が26日に営まれるのを受け、大勢の弔問者が最後の別れを告げるべく、バチカン市国に集まっている。フランシスコ教皇は移民や貧しい人々の擁護者、カトリック教会の改革者として記憶されるとみられる。

フランシスコ教皇の葬儀のミサは、カトリック教会にとって最も重要な聖地の一つであるサンピエトロ大聖堂で執り行われる。参列者には50を超える国々の首脳や11カ国の君主が含まれる。

ローマ教皇庁は最大25万人がサンピエトロ広場に集結すると見込む。またバチカンからローマのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂へ教皇の棺(ひつぎ)が移される際には、行列が進む経路にさらに100万人が並ぶとみられている。

この他にも世界に約14億人いるカトリック教徒が、テレビで葬儀の様子を見守るはずだ。

死去からの数日で、およそ25万人がサンピエトロ大聖堂に安置されているフランシスコ教皇の遺体に別れを告げた。教皇の棺は25日夜の礼拝の中で、正式に閉じられた。

26日に行われる葬儀のミサはラテン語の聖歌で始まり、その後英語での聖書の朗読、世界中の様々な言語による「信徒の祈り」と続く。伝統に従い、説教や聖体拝領の儀式も行われる予定。

教皇の最終的な埋葬地がローマのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂となるのは過去300年以上で初めてとなる。

アルゼンチン生まれのフランシスコ教皇は、初の南米出身の教皇であり、イエズス会出身者としても史上初めての教皇だった。また現代以降、欧州以外で生まれた最初の教皇でもあった。

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