日本の7~9月期GDP、年率3.5%減 3四半期ぶりマイナス
(CNNMoney) 内閣府が12日発表した7~9月期の国内総生産(GDP)は、4~6月期と比べて0.9%の減少だった。この状況が1年続いた場合の年率では3.5%の減少。東日本大震災の起きた2011年1~3月期以来の大幅なマイナス。
昨年は、輸出を中心とした日本経済は震災で大きな打撃を受けたものの、その後は復興への取り組みもあり回復を見せていた。しかし、領土問題を巡る中国との緊張状態によって中国の消費者のなかで、日本製品に対する不買運動も起きている。
英銀行大手HSBCのアナリストは、領土問題が2国間貿易に多大な影響を及ぼしたと指摘。特に日本車の中国での販売が大きな落ち込みを見せている。
中国は日本の最大の貿易相手国だ。日本貿易振興機構(ジェトロ)によれば、昨年の日本の輸出の約20%が中国向けだった。米国向けは15.3%だった。