日本の金融政策は「現状維持」 日銀が方針示す
(CNNMoney) 日本銀行は20日、政策金利を据え置き、国債などを買い入れる基金の規模も現状維持とする方針を決めた。
景気の先行きについては、当面弱めに推移するとの見方を示した。日本では先週、今年7~9月期の国内総生産(GDP)が年率換算で3.5%減と大幅なマイナス成長だったことが明らかになり、景気後退の長期化を懸念する声が上がっている。
野田首相が衆院を解散し、来月には政界再編含みの総選挙が実施される。政権奪回を目指す野党・自民党の安倍総裁は大胆な金融緩和を主張しており、市場はこれに期待して株高、円安の動きを強めている。