スターバックス、5年で3000店を新規開店へ 重視の中国は倍増
ニューヨーク(CNNMoney) コーヒーチェーン大手の米スターバックスは5日、今後5年間で新たに3000店を開店させるとの経営戦略を発表した。このうち少なくとも半数は米国内で開業させる。
同社が展開する世界規模の店舗数は現在1万8000店。新戦略では既存の店舗の多くも改修する方針。
投資家との会合で発表された新たな経営戦略によると、米国内の店舗数は2017年までに13%増となる。今年10月時点では1万1100店を運営している。
今後は特に中国市場を重視し、15年までに計70都市で計1500店と現行の倍以上の水準を目指す。現在の店舗数は700店。
中国での展開拡大で、アジア太平洋地域での店数の目標は13年末までに4000店。日本では1000店舗、韓国では500店舗となる。また、ベトナムへの初進出も目指す。
スターバックスは先月、400億ドル(約3兆2800億円)規模とされる国際的な紅茶市場への進出拡大を目指しお茶専門店を経営する米ティーバナ・ホールディングスを6億2000万ドルで買収する方針を表明していた。交渉は今年末までに完了する見通し。